Linux のルートディレクトリ階層を紹介します。Linux のディストリビューションによって多少の違いはありますが、基本的には同じです。Linux のルートディレクトリ階層を忘れることがよくあるので、備忘録として残しておきます。
前提条件 |
- Oracle Linux 7.4
ルートディレクトリ階層 |
ls コマンドを使用してルートのディレクトリ階層を見ていましょう。
# ls -al lrwxrwxrwx. 1 root root 7 4月 22 13:54 bin -> usr/bin dr-xr-xr-x. 4 root root 4096 4月 22 17:33 boot drwxr-xr-x. 20 root root 3340 4月 30 12:05 dev drwxr-xr-x. 143 root root 8192 4月 30 12:05 etc drwxr-xr-x. 3 root root 20 4月 11 11:59 home lrwxrwxrwx. 1 root root 7 4月 22 13:54 lib -> usr/lib lrwxrwxrwx. 1 root root 9 4月 22 13:54 lib64 -> usr/lib64 drwxr-xr-x. 2 root root 6 4月 11 11:59 media drwxr-xr-x. 2 root root 6 4月 11 11:59 mnt drwxr-xr-x. 3 root root 16 4月 11 11:59 opt dr-xr-xr-x. 197 root root 0 4月 30 12:04 proc dr-xr-x---. 27 root root 4096 4月 30 00:29 root drwxr-xr-x. 40 root root 1300 4月 30 12:05 run lrwxrwxrwx. 1 root root 8 4月 22 13:54 sbin -> usr/sbin drwxr-xr-x. 2 root root 6 4月 11 11:59 srv dr-xr-xr-x. 13 root root 0 4月 30 12:04 sys drwxrwxrwt. 15 root root 4096 4月 30 12:06 tmp drwxr-xr-x. 13 root root 4096 4月 22 13:54 usr drwxr-xr-x. 22 root root 4096 4月 22 13:54 var #
各ディレクトリの説明は以下のとおりです。
# ls -al bin # 一般ユーザが利用できる基本コマンド boot # Linuxカーネルなど軌道に必要なファイル dev # デバイスファイル etc # システム設定ファイルや起動スクリプトファイル home # ユーザのホームディレクトリ lib # ライブラリファイル lib64 # ライブラリファイル(64ビット用) media # 外付HDD、USBメモリ、DVDドライブなど mnt # 一時的にファイルシステムをマウントするためのディレクトリ opt # パッケージ管理でプログラムを格納するディレクトリ proc # システム情報 root # rootユーザのホームディレクトリ run # 起動しているプロセスID情報 sbin # システム管理者が利用する基本コマンド srv # システムに提供されたサイト固有のデータ sys # デバイス関係のプロセス tmp # 一時ファイル置き場 usr # プログラムやライブラリなど var # ログファイルなど頻繁に更新されるファイル #
参考資料 |
Linuxのパーティションとは?とパーティションの区切り方を詳細解説
各ディレクトリの役割を知ろう(ルートディレクトリ編)
各ディレクトリの役割を知ろう(サブディレクトリ編)
まとめ |
いかがだったでしょうか。
普段、使い慣れていないと忘れてしまうものですね。
自分なりに整理しておくとよいと思います。
以上